ピロリ菌検査
胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの
原因のひとつとされているのが、
ピロリ菌です。
ピロリ菌は、ヘリコバクター・ピロリといいます。
普通は胃の中は、強い酸性のため、
細菌は生きてはいけないと思われてきましたが、
ピロリ菌は生きていけるんです。。。
その理由は、ピロリ菌は、胃の粘膜の中に進入するので
粘膜の中は安全なために生きていけます。
また、胃酸に強い酵素をピロリ菌自身が
持っているためともいわれています。
このピロリ菌が発見されたのは
1980年代ということなので、
結構最近ですよね。。。
日本では約6000万人もの人が
ピロリ菌に感染しているともいわれているんです!
結構多いですよね!!
ピロリ菌の検査の方法は、
現在9種類あります。
大きく分けると、内視鏡を使ったものと、
内視鏡を使わないものの2種類があります。
内視鏡を使って、直接胃の壁を調べる方法としては、
培養法、迅速ウレアーゼ試験法、
鏡検法という方法があります。
内視鏡を使わないものは、
吐いた息の二酸化炭素を調べたり(尿素呼気検査法尿)、
血液で抗体を見る方法(ピロリ菌抗体法)があります。
内視鏡を使わない方法は、
主にピロリ菌の治療(除菌)をした後の
検査方法として使われています。
ピロリ菌が胃の病気の原因であるということは、
つい最近発見されたので、今後、もっともっと研究、検査・治療法が
開発されていくと思います(^^)