十二指腸潰瘍
十二指腸潰瘍は、
胃潰瘍ととってもよく似ています。
胃潰瘍のところでもお話しましたが、
簡単に説明します。
胃潰瘍は胃の中で消化をする強い酸と、それを防御する粘液などの
バランスが崩れてしまい、胃の中が攻撃されて胃の粘膜が壊されて、
胃壁がえぐられてしまった状態です。
その潰瘍ができた場所が胃ではなくて
十二指腸の場合、十二指腸潰瘍といいます。
十二指腸は、胃から小腸に
食物を運搬する役目を持っています。
ちなみに、大きさが12インチ(30.48センチ)くらいなので、
十二指腸と呼ぶそうです(^^)
十二指腸潰瘍の症状は、胃(お腹)の痛みや吐き気など
十二指腸潰瘍も胃潰瘍と同じような症状がでます。
そして、原因も多くが
ピロリ菌が原因ではないかと言われています。
十二指腸潰瘍も胃潰瘍も症状が同じようだったら、
病院に行かないとどちらか分からないの?
とおもいますよね。
十二指腸潰瘍と胃潰瘍ですが、
見分けるポイントは、症状は同じようですが、
その症状のでるタイミングが違うということです。
胃潰瘍の場合は、食事をした後に
症状が出ることが多いです。
しかし、十二指腸潰瘍の場合は、
食事をする前、お腹がすいているときに
よく症状が出ます。
そして、食事後治まることが多いようです。
胃潰瘍と十二指腸潰瘍、治療法もほとんど同じく、
投薬や、ピロリ菌の除去が行われます。
少し前までは、外科手術も多かった様ですが、
最近ではほとんどが投薬で治療できるそうです。
しかし、放っておくと腹膜炎など、
他の病気になってしまう可能性もあるので
注意しましょう。