逆流性食道炎(食道炎)
食道炎とは、名前の通り
食道に炎症が起こる病気です。
食道に炎症が起こると、食道の粘膜が炎症を起こして
赤くなってしまったり、潰瘍ができたりします。
症状は胸焼け、胃もたれなど、
食べすぎ、飲みすぎたかなぁ。。。
というのと同じような感じです。
ひどくなると、食べ物を食べたり飲んだりするときに
喉の奥の方がしみたり、血が出てしまうこともあります。
食道炎といっても、原因はいくつかあって、
ウイルス性のヘルペス食道炎であったり、
サイトメガロス食道炎というものもあります。
また、カビが原因の
食道カンジタ症というものもあります。
カンジタ症は食道以外にもよくある症状なので、
知っている人も多いかと思いますが。。。
食道炎の中で、一番多いのは
逆流性食道炎というものです。
逆流性食道炎というのは、簡単に言うと、
胃の中にある胃酸が逆流して
食道に来てしまい、炎症が起こります。
胃酸は、強い酸なのですが、
通常は胃の中にあり、
食道にくることはありません。
胃の壁は、その強い酸でも溶けないようになっているのですが、
食道は、その酸にはあまり強くありません。
胃酸が食道に逆流してしまうと、
食道はその強い酸に負けてしまい、
炎症を起こしてしまうのです。
なりやすいといわれているのは、
高齢者の方です。。。
高齢になると、食道ー胃の筋肉も緩んでしまい、
逆流しやすくなります。
背中の曲がっている人や妊婦さんも
胃が圧迫されやすいので、
食道炎になりやすいといわれています。
また、若くても、油っぽい食事が多い人や、
肥満の人も要注意です。
気をつけましょう。